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AMD RyzenのWindows HomeでDockerを起動すると「セッションを開けませんでした」エラーが発生する。

こんにちは、しらすです。
今回はAMD RyzenWindows Home環境化のDocker起動でハマったので共有します。


結論から言いますが、BIOSの設定で仮想環境を有効してインストールしてください。

簡単なことだと思いますが、Windowsの設定を変えると正常に動かなくなり、ハマったので、無駄な時間を過ごさないように参考になれば嬉しいです。

ググるBIOSの設定変更が必要という記事をよくみますが、本当にそれだけで正解です。
アプリケーションのバージョンの相性もあるかと思いますが、仮想環境を起動させる条件が整っていないとインストールしても意味はありません。それにインストールしただけと思っていても設定が悪さしていると思っていない場合も多々あります。

windowsの仮想環境とRyzenの相性は良くないみたいで、Intelにすればこんなこと起きなかったかなぁと思いつつまとめていきます。

Docker環境構築手順

環境

OS Windows10 Home
CPU Ryzen 5 3600
マザボード GIGABYTE B450 I AORUS PRO WIFI Mini-ITX

手順1:BIOSで仮想化を有効

まず始めに仮想環境が動くようにBIOSで設定を変更します。
私の場合はGigabyteマザボードです。
Adavanced Frequenct Settings > Adavanced CPU Settings > SVM Mode
Enabledにしました。

設定を保存し再起動したら、タスクマネージャーで仮想化」が「有効になっていることに確認します。
VirtualCheckerなどでPCの仮想環境状態を確認するツールがあります。私が行った画面キャプチャを共有します。

<タスクマネージャー>

f:id:shiarasu-memo:20200530152243p:plain

<Vitual Cheker>

f:id:shiarasu-memo:20200530163104p:plain

<systeminfo>

f:id:shiarasu-memo:20200530163455p:plain

手順2:InstallerでDockerインストール

次に、Dockerをインストールしていきます。
私がインストールしたのは、v18.06.1-ceです。
Release v18.06.1-ce · docker/toolbox · GitHub

結果として動いたのがこのバージョンです。最初は最新のバージョンをインストールしましたが動きませんでした。参考にしたのがこのサイトです。
hepokon365.hatenablog.com

非常に助かりました。hepokon365さんありがとうございます。

手順3:Dockerの起動

手順2で参考したhepokon365さんの投稿通りにやっていたと思い込んでいました。

その通りやっていませんでした。m(__)m

ハマりポイント:Windows設定

Dockerのバージョンを下げる前に、Windowsの設定をいじりました。これがまずかった。。。

Windowsの機能の仮想環境を有効にしないとイケないんじゃね?と思い設定変更しました。
仮想マシンプラットフォーム」がありますが、このチェックははずしてください。重要なのでもう一度、仮想マシンプラットフォームは無効化です。

f:id:shiarasu-memo:20200530143318p:plain
 
これを有効にしてPCを再起動するとVirtual-boxが使えません。

「仮想マシン “hogehoge” のセッションを開けませんでした。」

というエラーが発生します。

Virtual-boxのバージョンがおかしいのか、アプリケーションがイカれたのかと思い、再インストールしました。
1回目は正常に動きます。
2回目(PC再起動)すると動きません。
これでは毎回インストールするハメになります。
有効になっている場合はオフにし、設定が反映されるように再起動してください。

以下のサイトでも似たような記載があります。Windowsの設定が障害となっています。
CPUやマザボなどのバージョン更新がありなかなか追いつけないようですが乗り越えていきましょう。(T_T)
Windows 10 の VirtualBox で「仮想マシン "XXXX" のセッションを開けませんでした。」というエラーが発生する問題 | ラボラジアン

まとめ

CPUで仮想環境構築にハマると思っていなかったので、テンション下がりましたが解消できたので良い経験になりました。
RyzenはAbobeなど他のアプリケーションとの相性も良くないみたいで、今後もいろいろ問題が出てきそうです。CPUとアプリケーションの相性も自作PCは考えていかないとですね。

では、またどこかで。
しらす